完結編 みずえ


みずえは教授からなんとか逃げ切った。
振り返ると、今度は男性に声をかけている。
(逃げて)と思った時には、
彼はひとっとびでみずえの隣にいた。
その脚力と精悍さに、
みずえは大人になりたい、と真剣に思った。


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